土
18
7月
2009
キリンとサントリーが経営統合すれば、これだけの売上をもつ企業となる。ビール業界では世界ナンバーワン、食品業界で見ても世界5位の規模となる。なにしろ日本での1位、2位企業の経営統合なのだ。独占禁止法に引っ掛かる恐れさえある中で、しかもサントリーは非上場の同族経営会社であるにもかかわらず、経営統合に踏み切る意味は何か。
日本マーケットに対する絶望感に近い危機感の共有なのだろう。今後、人口が減り続ける市場、それが日本だ。人口が減れば、当然胃袋に収まる飲料、食品に対する需要も縮む。そのことに対する恐怖感が、今回の経営統合劇の裏側に確実にある。だから、いま経営統合に踏み切った。
エンドユーザーを相手にするビジネスはすべて、人口減の影響をもろに受ける。その意味をしっかりと考えておく必要があるだろう。これから先、日本の人口がどんどん減って行くということ。これだけは絶対に確実な未来なのだから。