土
01
8月
2009
アジア主要新興8カ国の中間層消費者に調査した結果だ(日本経済新聞2099年7月31日付朝刊27面)。今後購入するなら日本車と答えた人が82.8%、欧州車は42.2%、アメリカ車は35.2%。アジアの方々から日本車はダントツの支持を得ているようだ。
アジアの皆さんが日本車を評価してくれている理由は、何より品質が高いからである。品質の高さについて日本ブランドへの信頼感はまだまだ根強いものがあるのだろう。
深読みすれば、ここからはいろいろなことが読み取れるのではないだろうか。たとえば中国やインドなどには国産車もある。しかし、国民の皆さんからすれば、自国製の車よりも日本製の車の方が信頼できるということではないだろうか。
さらに突っ込むなら、日本が世界第二位(すでに第三位に落ちたという話もあるが)の経済大国に成長できた原因が「高品質」にある、と考えてくださっているのかもしれない。確かにそうだったと思う、これまでは。
アジア諸国では中国と香港しか行ったことはないが(とはいえ合計30回は行っているからそこそこ知っている)、中国はとにかくいい加減なところだった。象徴的な話がある。北京に新しい鉄道駅ができた。が、できて一日目に床にでこぼこができたという。それぐらい工事がアバウトなのだ。
国民の皆さんも、自国製品の品質の低さは先刻ご承知。例えば広州駅の地下には100円でオメガを売っている。これが外面だけまねするのはめっちゃ得意だが、中は極めてアバウト。中国製コピー製品の特徴である(ちなみに広州駅で100円のオメガが香港では3000円ぐらいで売られる)。
そんなことは、自分たちが同じような仕事ぶりをしているのだから、皆さん身にしみてわかっている。だからこそ、とりあえず勤勉な日本人の作っているものなら安心できる。こんな意識は確かにあるのだ。
翻って、最近の日本をみたとき、果たしていつ化けの皮がはがれるかと心配になるのは私一人だろうか。偽装といえば中国みたいなイメージがあるが、マンションの耐震偽装など日本の方が巧妙に偽装する分たちが悪い。
品質至上主義。日本が生き残る道は、まずこの一点集中からだと思う。